ブログ内検索
-
最新記事
アーカイブ
カテゴリー
今回のStill Life Imagingはガラスのボトルを透過した光と影、主たる被写体は物そのものではなく光と影が主役である。
影というのはその本体以上にキャラクターを醸し出すことがあるが、今回まさに秘めた実力を発揮するがごとく光でそのキャラクターを外の世界へ投影するような撮影を行った。 技術的な話は本文であるこちら→http://shuffle.genkosha.com/technique/still_life/に任せるとして、behind the scenesとしては、あのたまに何かの拍子で見かける綺麗なボトルの透過光とか影、あれ再現してみようか、そういうテイストの作品も見かけるけど、もっと自然な感じで、直線的な影にさあ。という事から始まっている。
直線的な光源をすっげえ遠くから打てばいいよな、ぐらいは分かりつつ、テストでiphoneのライトを使って見るとこれがいいじゃん、みたいな最近ありがちな行き詰まりを見せたり(笑)。結果撮影用LEDを使ったのだが、これも地味にこの時代の撮影方法だなって事で落ち着いた。HMIより全然シャープな陰が得られる。
やり方はやり方でしかなく、やはりどうそれを使って「綺麗」や「カッコいい」を表現するかはクリエイター次第。と、必死になってボトルを選んだり、並べたりしながら自分を鼓舞させていたのである。
この斜めの並び、実はテスト撮影の時にこんな感じでバリエーションはいけるなってサクサク並べていた物が非常に出来が良く、、本番当日それを必死になって再現したというセルフカバーだったりする。。雑念なしの本能はやはり粋だった。。。
人も物も、光をあてると輝ける、かもしれない。