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http://shuffle.genkosha.com/technique/still_life/10049.html
とうとう連載も最終回、全17回の撮影を終えた。被写体の選択から機材選択、ライティングの設計と本当に楽しくも大変で、やりがいのある企画だった。
企画当時まだ開発発表の段階だったが、最終回のカメラは1億画素の国産フラグシップ、富士フイルムのGFX100。これを使おうと決めていた。ちょうど発売と重なるタイミングだったので希望どおり使うことができたのは幸いだった。
被写体の選択は、実はギリギリまで決まらず。そういえば木目って、やってないよね。っていうのと。僕の心のモヤモヤを晴らすという意味でバイオリンにした。(このモヤモヤは近日発表予定のエッセイで近いうちに)
会社の近くにバイオリンの卸業者の店があり、そこでオールドのバイオリンを物色しに行ったのだが、なかなか見事なバーズアイのものがあり、年輪もしっかり刻んでいる味のある楽器だったのでこいつに1億画素をぶつけてみようという事にした。
まあ実際そのすごさを味わうには大きなプリントにしないとわかりづらいのだが、ニスの奥の木目の表情までよく捉えてくれてと思う。
なにせ、これでバイオリンには踏ん切りがついたのである。